2011年2月27日日曜日

カムイ スキー

2月末の週末を利用して旭川のカムイスキーリンクスに行ってきました。

1月はニセコに行ったのですが、1泊2日でニセコだと遠すぎて時間のロスが大きいことと、少し気温が上がってきているので、もっと内陸部に行った方がパウダースノーを楽しめるのではないかなあとの理由から初旭川となりました。

(長所)
・東京からのアクセスが北海道にしては遠くない。東京~旭川まで飛行機で行って、そのあとバス(リゾートライナー)で1時間。ニセコのように空港からバスで2時間以上かかる場所と比べるとずいぶん楽です。
・天候が厳しくない。内陸部であるがゆえ、温度は低いですが、強風、吹雪、ガス等があまり厳しくないのです。今回のように1泊2日で行く場合には、天候不良でリフトが止まってしまうと天候の回復を待つ時間もなく、全く滑ることができず東京に帰らなければならない羽目になるかもしれません。ゆえに天候の安定度は重要です。気温が低いので雨の確率も下がるし、3月に行ってもハズレのリスクは小さいと思います。
・ゆったりとした雰囲気。ゲレンデは斜度がゆるやかで、横幅も広いのでゆっくり滑れます。人も学生の集団に遭遇しなければ、かなり少ないので、自然を楽しみながらのんびりした滑ることができます。木には霧氷(むひょう、樹氷のもっと小さいもの、サンゴのように見えます)が付いていて、リフトで上るときも景色に癒されます。緩やかで長いバーンがあるので、じっくりとターンの練習ができたり、技術の向上を図る上で良いスキー場だと思います。コースマップ上で黒色に塗られている上級コースもニセコなら中級コースくらいのイメージです。「これマジですべるんですか?」というような泣きそうなコースはありません。
・物価が安いです。例えばリフト券1日3000円、ジュース120円、ラーメン650円ですので、普通のスキー場のようにリゾート価格にはなってません。

(短所)
・かなりローカル色の強いところです。スキー場の近くに温泉付きのリゾートホテル等はありません。民宿か、旭川市内のホテルに泊まることになります。今回は1泊2日だったので旭川グランドホテルに泊まりました。旭川空港や旭川市内からはアクセスが朝1便、夕方1便しかないので、午前中ガンガンすべって、午後はホテルの温泉でのんびりといった選択肢はありません。車で行けばよいのかもしれませんが、当然路面が凍結していることもあるので、慣れない観光客がレンタカーを借りて行くのはリスクがあるなあと思います。
・おしゃれなスキーリゾートの雰囲気は一切ありません。センターハウスのお昼は大学の学生食堂みたいに雑然とした感じになります。すべてが20年以上前くらいに作られていて、ゴンドラのスキーを置く場所にファットスキーがささりません。ファットスキーは手で持ってゴンドラに乗ることになります。
・雪が少ない。日本海側のスキー場と比べると雪が少ないです。朝一のランはシルキーパウダーと言われるだけあって、気持ちの良い滑りができますが、午後はけっこうガリガリになる斜面もあります。

(パウダースキー)
今回はプライベートでのパウダーガイドを利用しました。三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクールの尾形先生に担当してもらいました。ゴンドラや第五リフトの裏にはフカフカの雪でツリーランができるパウダースポットがあります。本当に人が少ないので、すごく自然との一体感がありますし、「朝イチで滑らないと!」って感じでがっつかなくても大丈夫です。もっとも、雪の下は自然の地形でデコボコなので、ニセコのゲレンデ内パウダースポットより高い技術が必要になると思います。突然、木の固まりがあるので、より柔軟なターン技術が必要だと思いました。
尾形先生はパウダーガイドなみならず、ターンの基本からじっくり教えてくれてとても勉強になりました。来シーズンモデルのファットスキーの試乗をさせてくれたり、すごく親切で、おすすめです。↓リンク先で滑っているのは尾形先生です。
http://www.youtube.com/watch?v=YS8slJIlFC4&feature=youtube_gdata

 ニセコのような派手さはなく地味なスキー場ですが、木の間に入って日本の自然と一体化する感じやローカルに混じってゆっくりのんびり滑るにはとても良いところでした。

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