2007年8月20日月曜日

Samode Haveli (サモード・ハヴェリ)②

 サモード・ハヴェリはエクステリアもステキ。写真のように建物のあちこちにテラスやパティオが。部屋のカギも古めかしい南京錠!?

















2007年8月17日金曜日

Samode Haveli(サモード・ハヴェリ)①

ピンクシティーと呼ばれるジャイプール旧市街の真ん中にある宮殿ホテル。150年前にロイヤルファミリーであるサモード家の家系で、ジャイプール議会のPrime MinisterだったRawal Sheo Singhjiによって建てられたそう。もともとはサモードファミリーの別荘だったものを、1988年からホテルとして使っているとのこと。このサモードファミリーはジャイプール郊外にも宮殿ホテルを所有していて、あわせて3つのホテルを家族経営しているらしい。
 さて、このホテルは旧市街のほんとになんでもない路地を曲がったところにありました。門を一歩出ると、下町(?)みたいな庶民の生活が見れます。ホテルの建物はまるで迷路のようで、複雑すぎて何階建てなのかも分からなかった。おそらく一つとして同じつくりの部屋はないと思う。自分の部屋やレセプションにたどり着けなくて、何度も迷いました。(笑)でも、その複雑な感じが「隠れ家ホテル」って感じで気に入
ったかも!
 私たちは今回もアップグレードしてもらいスイートルームに!(ほんとに運がよすぎてビックリ。。。)スタッフに連れられて屋根裏みたいな場所にある部屋に入ると、そこはまさしく「鏡の間」!さっき見てきたお城の鏡の間とそっくり。インドのお城ではこの装飾が流行っていたのか、昔電気がまだなかったころはろうそくの火を部屋中の鏡に反射させて部屋を明るくしていたそう。天井はもちろん、柱まで小さなタイル状の鏡が貼ってある。ん~ん、あんまり趣味がよろしくありませんね。(笑)落ち着かな~い。おそらくこの部屋に通されたら、みんな笑ってしまうと思います。ホテルスタッフは「どうです?豪華でしょう?」って自慢そうにしてるので、こっちもプライドを傷つけないように、
「すご~い!ビューティフル!」って言っておきました。

何スイートかは忘れましたが、せっかくアップグレードしてくれたし、こんなユニークな部屋に泊まることは一生ないと思うので、1泊はこの部屋に泊まることに。
バスルームは部屋のインテリアとは全く異なり、きれいにリノベーションされてます。バスタブとシャワーも別にあるし、十分に広い。シャワーの水圧も問題なし。

二日目は鏡の間からスタンダードルームへ変えてもらうことに。「いろんなインテリアの部屋に泊まってみたいから。」とホテルスタッフに言うとあっさり変えてくれました。今度の部屋は天井も高く、スタンダードだけど天蓋ベットでした。広さも申し分なく、白い壁に黄色いファブリックが映えて、明る~い。床が白と黒の碁盤模様なのも素敵!










料金も手ごろだし、☆は☆☆☆☆あげたいです。 http://www.samode.com/home/haveli/index.htm
いろんな雑誌で紹介されてるみたいです。(日本のSPURにも!)
http://www.samode.com/home/palace/ref.htm

 

2007年8月16日木曜日

Umaid Bhawan Palace(ウメイド・バーワン・パレス)②















  ウメイド・バーワン・パレスのスパ、レストラン編です。
 地下にはスパ、プール、アーユルヴェーダマッサージもうけられるサロンがあり、スパとプールは宿泊客はもちろん無料で使えます。私はサロンでインディアン・ヘッド・マッサージを受けることに。洗練されていて落ち着いたインテリアの空間でオイルを使ったマッサージを60分丁寧にほどこしてくれます。担当の女の子は見た目が日本人にそっくり!聞いてみると、彼女の家族はインドでもモンゴルとの国境にある地域出身で、先祖はモンゴルからやって来たとか。どうりで日本人そっくりなわけだ。その間、スパを利用していた夫によると、スパ自体はきれいでいたって普通とのこと。ただ、ほかにゲストがいなかったからか、スタッフが付きっきりでお世話をしてくれたらしく、恐縮してました。(笑)
 晩ごはんはホテル内のダイニングで。インディアンとコンチネンタルのフュージョン料理レストラン。フュージョンって間違うととっても不味いことがあるため、メニューから無難そうなカレー、サラダ、タンドリーチキンをオーダー。(写真はカメラを取り出せる雰囲気ではないため、なし。)
まず、アミューズとは別にミント味のスープが出されたのですが、これがさっそく不味い。もともと私はミントが嫌いなこともあり、ほんの一口の量ですが残してしまいました。私たち夫婦のほかにも「いらない」と言ってカップを返しているゲストもいて、ちょっと安心。
 サラダ、特徴のないレタスのサラダ。タンドリーチキン、見た目が春巻きのような上品な味。カレー、何故かクリームソースのように白い。そして辛くない。全体的に?なお味でした。
ここで私たち夫婦はひらめきました!「カレーが辛くなかったのは、チェックイン時のアンケートで、好みの辛さについてマイルドにチェックをしたからかも!?そのアンケートをもとに、わざとにマイルドに作ってくれたのかも?だとしたら、すごいサービス!」マネージャーらしきスタッフにそのことを尋ねてみました。すると、私たちの説明が悪かったのか、そのマネージャーは私たちがクレームを言っていると勘違いしている様子。最初のスープを残した時も「美味しくなかったですか?」ととても心配そうに聞かれたし、今度も私たちが料理を気に入らなかったと受け取ったらしい。あわてて、クレームじゃなくて、単なる質問だと何度言っても信じてくれません。困りました。。。料理は確かに不味かったけれど、クレームをいう気は全くなかったので。
  マネージャーはキッチンにそのことを伝えた様子で、挨拶に出てきたスーシェフは、私たちにロイヤルキッチンから別のカレーを持って来ると言います。料理は美味しかったし、お腹いっぱいだからと何度断っても、少しでも食べてみてほしいと言われ、仕方なくお願いしました。なるほどロイヤルキッチンから運ばれてきたチキンカレーは美味しかった。そのことを伝えると、今度はデザートまで出してくれました。そんなつもりはなかったのにほんとに申し訳ない気持ちと、「なせそこまで?」という理解できない気持ちで複雑な心境。いまだに謎です。高級レストランってこうなの??? サービス精神旺盛。
  このスーシェフによると、今、日本料理のお寿司を研究していて、メニューに取り入れたいとのこと。どんなフュージョンになるのか心配だなあ(笑)あと、ペリエ1本に約2000円チャージされていて、ビルにサインする際、ビックリしました(笑)
  朝食は庭園の見渡せるテラスで。ここでも昨晩同様にいたれり尽くせり。テーブル担当のスタッフから「フルーツを使ってちょっとしたものを用意するから、どのフルーツがいいか言ってほしい」と言われ、それぞれ好みのフルーツを言い、ラッシーが飲みたいリクエストすると、「私もそれを作ろうと思ってました!」と、とっても美味しいフルーツ・ラッシーを作ってきてくれました。これはどのゲストにもしていることなのかもしれないけど、そのサービスの仕方がとっても上手!すごく特別なことをしてもらったような嬉しい気持ちになります。インドに来たのに、衛生面を心配してラッシーを飲めずにいた私たちにはぴったりでした。
  ここは間違いなくみんなにおすすめできるホテルでしょう。ホテルスタッフはほんとによく教育されていて感じがよく、いわゆるインディアンアクセントではなく、聞き取りやすい英語を話してくれます。TAJグループの他のホテルにも泊まってみたいと思わせるサービスです。☆は間違いなく☆☆☆☆☆!
Vogue のインド特集で宮殿ホテルNO.1だっただけあります。ヴァーチャルツアーはこちらから。
http://www.photowebusa.com/taj/umaid-bhawan-palace/

2007年8月14日火曜日

Umaid Bhawan Palace(ウメイド・バーワン・パレス)①

  ジョドプールの街を見下ろす高い丘にたつ、ウメイド・バーワン・パレス。敷地面積は26エーカー、建築に15年の歳月をかけ、1943年完成という比較的新しいマハラジャのお城です。現マハラジャの祖父マハラジャ・ウメイド・シンの名から名前がつけられ、なんとお城の半分は現在もマハラジャファミリーが住んでいるそう。ホテルHPによると、世界で最も大きな住居(これを住居といっていいのか?でも実際にマハラジャが住んでるしね。)で、347室もあるらしい。ホテルとして使われているのはそのうちの64室。マネージメントはTAJグループです。
 ホテルHPのバーチャルツアーでぜひ見てもらいたいのは、ほんとにゴージャスなロビーホール(ホール天井のドームは目の錯覚を利用して実際よりも高く見えるように設計されているとのこと)と、色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れ、孔雀が優雅に散歩している庭園。朝はこの庭園に面したテラスで朝食がいただけます。(ただし、こんなホテルでもテラスだと、ハエのもう攻撃をうけておちおち食べてられないのが残念。スタッフが付きっきりで追い払ってくれたり、殺虫剤をまいてくれたりするも、ほとんど効果なし。右手でフォーク、左手でハエを追い払いながらの食事はとっても滑稽でした。笑)
                                        
さて、まずホテルに着くとウェルカムドリンクと花の首飾り(ハワイのレイみたいな。)、インドの人が額につけてるヒンディをつけてくれる。お部屋はなんとアップグレードされてロイヤルスイートに!(オフシーズンに旅行をするとこんないいことがあるのね!うれしくて心で小躍り。笑)しかもバスルームはリノベーションされたばかりで、マハラジャスイートのコピー。違うのは本物の大理石が使ってあるかどうかだけで、デザイン・造りは全く同じとか。
 さらに喜ばしてくれたのは、ブラピとアンジーが泊まった部屋とのこと。(ほんとかなあ?マハラジャスイートじゃないのお?)無駄にエントランススペースがあったり、クローゼットスペースが部屋になってたり、間違いなく私たちの住んでいる部屋より広い(泣)。インテリアは落ち着いた感じでカーテンやソファーのくすんだ赤にさし色のゴールドが効かせてある。壁にはマハラジャのポートレートが。
 部屋でのチェックイン時には、食べ物や飲み物の好み、アレルギーの有無、翌朝、部屋にサーブされる飲み物や新聞のリクエストなど好みを細かく聞いてくれる。食べ物の好みの辛さを聞かれるのはインドならではかも。(翌朝は指定した時間に、ミルクティーを部屋に用意してくれ、目覚めの一杯をいただくことができました。優雅~。)また、言わなくても、新聞以外にネットから日本語のニュースをプリントアウトして持ってきてくれたりもします。
 その後、シャンパンを飲みつつ、スタッフが宮殿の歴史などを交えてホテル内を案内してくれます。
 
そしてここでもビックリすることが!なんとマハラジャと謁見(!?)できるというのです。もちろん、こちらがリクエストして、マハラジャのスケジュールが空いていればですが。これにはほんとにビックリ!だって王様ですよ。簡単なリクエストフォームに記入して、スタッフに渡すと、会える場合は後で連絡を入れてくれます。残念ながら、今回、私たちは会うことが出来ませんでしたが、会ったところでいったい何を話せばいいの!?
 マレーシアの数いるスルタンみたいな感じで、インドの人にとっては意外と気軽に会ってくれる存在なの?夫は早速、日本人ビジネスマンらしく自分の名刺があるか確認してましたけど。(笑)そういえばジャイサルメールのナラヤン・ニワス・パレスでも、そこのオーナーであるロイヤルファミリーの母・娘が普通に立ち寄ってました。現地の人たちよりはゴージャスな雰囲気でしたが、ロイヤルファミリーとは言われないと分からない感じでした。
 

2007年8月13日月曜日

ジョドプール 観光

ラジャスターン地方の西の果てジャイサルメールからジョドプールに戻ってきました。最初にデリーから国内線で到着したのがここです。ジャイサルメールは「ゴールドシティー」、ジャイプールは「ピンクシティー」、そしてここジョドプールは「ブルーシティー」と呼ばれています。町を見下ろすようにそびえるメランガール城砦からはブルーに染まるきれいな町が眺められます。観光のメインはこのメランガール砦。町からはくねくね曲がった山道を車で上って到着。結構な距離&上り坂だけど、オートリクシャーで来ている人たちもいて、ちょっとリクシャーがきつそうでした。見上げる砦はかなりの迫力です。いくつかのきれいな門をくぐって、博物館として公開されている宮殿に入ります。中にはマハラジャ一族の御輿、楯や剣などの武器類、子供用のおもちゃなど、それぞれ個性的(?)な装飾が施されたコレクションが展示されています。特に御輿を担ぐ棒の部分にユニークな動物が装飾されていて笑えます。この御輿に威厳たっぷりのマハラジャが乗っていたかと思うと余計におかしいかも。どこの国のものでも、昔の美術品ってどこかバランスが不自然でそれがおもしろいですよね。マハラジャ・コレクション以外には宮殿内の豪華な部屋も公開されています。下の写真で赤い手がたくさん並んでいるもの。これはマハラジャ・マン・シンが亡くなった時に一緒に埋葬されたお妃たちの手形だそう。




 その他の観光スポットとしてはクロック・タワーやその周りのバザールなどのようでしたが、この日ウメイド・バーワン・ホテルに泊まる予定だった私達はメランガール砦だけ見学してホテルへ向かいました。せっかくのブルーシティーを歩いて散策できなかったのがとっても残念。

2007年8月12日日曜日

Narayan Niwas Palace(ナラヤン・ニワス・パレス)

 城塞の中ではないけど、旧市街に位置する宮殿ホテル。FIGARO誌によると200年前のパレスでフランス人観光客に好まれているとか。昨日のジャワハル・ニワス・パレスがいまいちだったので2泊の予定を切り上げ、急遽こちらに泊まってみることに。当日、フロントで出された価格はフォートビューのスタンダードで6500RP。(フロントデスクの後ろにはイギリスのアン女王がこのホテルに泊まったときの写真が。)またしてもゲストは私たちのみ。
 ホテルの雰囲気は、夫によると、『天空の城ラピュタ』、私的には『南仏のプチホテル』。屋上にはフォートビューのレストラン(休業中)、FIGAROに写真が掲載されていた旧らくだ小屋のバーはシーズンがよければゆっくり一杯飲みたい感じ、ローマ浴場みたいな屋内プールは営業してればなかなかのものと思われる。特に良かったのは、部屋からのフォートの眺め(夜明けに紫色に染まる景色は最高!)と、ブーゲンビリアの咲く中庭での朝食。インドの砂岩でできた建物とブーゲンビリアはほんとに良く似合う。レトロで雰囲気のあるホテルが好きな私は断然ジャワハル・ニワスよりこっちをオススメしたい。
















 部屋は広々としていてシーツ類もまあ合格。壁に描かれた民族調の絵もかわいい。ここでも晩ごはんにルームサービスをオーダーするもこれはジャワハル・ニワスの勝ち。(オフシーズンでちゃんとしたコックがいなかったのかもね。)










 だけど、問題はまたしても夜になってやってきた。シャワーの水圧が弱すぎて、髪の長い私がシャンプーするのは到底不可能。(ちなみに当然、ここでもお湯が出るはずもなく、もちろん水シャワー。)
 フロントに連絡して水圧を上げてもらうように頼む。すぐにスタッフが来てくれたのはいいけど、シャワーヘッドをとんとんたたいて目詰まりを取り除こうとしたり、シャワーと蛇口の切り替えノブをカチャカチャするばかり。一瞬良くなったかなあと思ってスタッフにお礼を言って使い始めると、また水圧が弱くなる。
 このやり取りを何回か繰り返していると、ついにスタッフがバケツと手桶を持ってやってきた。なんでも水圧を上げるために、貯水タンクに水を一生懸命汲んでいるが追いつかない。だから、バケツにしばらく水をためてそれを使ってくれとのこと。
 なるほど、そういうことだったのね。ジャワハル・ニワスのバスルームにもバケツと手桶が置いてあり、インドの人はトイレットペーパーを使わずにトイレの後、水で洗うと聞いていたから、私はてっきりそれに使うものだと思っていた。(でも、お風呂にもトイレにもどちらにも使うのかも!?だとしたら、同じものを使うのは日本人としては抵抗あるなあ。笑)夫によると、バケツを持ってきた時、スタッフは「もう勘弁してくれ!」って感じだったらしい(笑)。何度もクレームする私のために一生懸命水汲みをしてくれてたのね。ごめんなさい、知らなくて(汗)。砂漠の街は今も昔も水には苦労してるのね。
 そして一難去ってまた一難。夜中にはエアコンの音に反応して吠える野良犬に睡眠を妨害される。この野良犬、なぜかエアコンをつけると吠えるのをやめ、消すと吠え出す。犬も室外機の風にあたって涼んでいたのかしら。

 全体としてジャワハル・ニワスよりは断然上。でも、6500RPはちょっと高すぎる印象。(ネットなどで事前予約すればもっと安くなるはず。)オフシーズンはどこも開店休業状態で気合が入ってないみたいだから、オンシーズンに来れば、また印象が違ってもっと期待できそう。ということで、星は☆☆☆かな。 下の写真は部屋からのフォートの眺め。現地の人たちは少しでも涼しくするため、屋上に寝るらしく、朝、みんながごそごそ起きて活動を始めるところが見える(笑)地元の人たちの生活が間近に見れるところもオススメの理由。(こんなホテル珍しいよね。)
 

 




2007年8月11日土曜日

Jawahar Niwas Palace (ジャワハルニワスパレス)











ジャイサルメールの城壁の外、サム砂丘へ続く道の途中にある宮殿ホテルです。街から少し外れて何もない道を少し進むと忽然と見えてきます。パレスと聞いて想像するよりは小さいかな(笑)オフシーズンということでホテルの周りや建物、プール全てが工事中でした。現地ガイドによるとインドのホテルはどこもオフシーズンにリノベーションをしてオンシーズンに備えるんだとか。。。。でも、それにしても全くメンテナンス、清掃はされていない感じでがっかり。ゲストも私達だけで寂しい。。。私はいわゆるシティーホテルみたいな清潔だけど味のないホテルよりは、古くて味のあるホテルがいいから、だいぶ大目に見て☆☆でしょうか。B&Bとかペンションといった方があたってるかも。このあとに泊まったホテルも含めて建物自体はすごくステキなんだからもっと手入れをきちんとすればいいのに。ほんとにもったいない。
さて、通された部屋はWEB等でも写真が載ってる一番良い部屋だったと思う。(というか、翌日たまたま他の部屋のドアが開いていて中を見たら、もっと狭くてふつうだったから)部屋はとても広くて、天井も高くレトロなインテリアが好きなら許せる。異国に来たんだなあって雰囲気は味わえます。ベットシーツやタオルの清潔度はイマイチ信用できませんでしたけど、一応問題なく使えました。
夕食はルームサービスでベジタブルカレーをオーダー。これが予想を裏切って美味しかった! ところが、食べ始めてしばらくしたところで外は雨が降り始め、雷まで。と、突然停電!!照明・エアコン全て止まってしまい、真っ暗闇に。外ではホテルスタッフが騒いでいるのが聞こえます。う~ん、やっぱりきたな停電。 ガイドブックやインドに行った人の話ではよく停電すると聞いていたので、驚きはしなかったけど、なにせ食事中だし、エアコンが止まったとたん部屋が一気に蒸し暑くなるし。日本から持って来ていた懐中電灯をつけて、部屋にあったキャンドルをつけたりしました。(このためのキャンドルだったのね。)
10分位して何と追加オーダーしていたルームサービスを持ってスタッフがやってきました。いたってふつ~に。「雨が降ると漏電の恐れがあるから電源が切れるようになってるんです。窓を開けると涼しいから開けますね~。」と窓を開けようとする。でも、虫や蚊が入ってくると後でもっとやっかいなことになるんで閉めといてもらう。で、この暗闇の中、普通にビルにサインをするように頼まれました。後にしてくれ~(笑)
すると今度はちょっとえらい感じのおじさんがやっきて「バックアップの発電機があるから大丈夫。もしだめならもっと良い部屋にアップグレードする。」との話。(後で考えるとここより良い部屋なんて存在したのか疑問なんだけど。)結局1時間ぐらいで回復したから良かった~。その日はシャンプーの途中でまた停電すると大変だからってことでシャンプー無しで水シャワーをあびて寝ました。

翌朝、朝食もルームサービスでチャパティーにカレー味のポテトをはさんで焼いたもの、マサラチャイをオーダー。 晩ごはん同様美味しくって満足、満足。

パッケージについていたホテルだから一体いくらで泊まったのかは分からないけど、「宮殿ホテル」というのはちょっとよく言いすぎな印象でした。 ちなみにホテル自体のHPは見つからなかったので、参考までにこちらをどうぞhttp://www.agoda.jp/asia/india/jaisalmer.html      
 


















2007年8月10日金曜日

ジャイサルメール 観光② 砂漠編


 ジャイサルメールはまさに砂漠の町ですが、もっとパキスタンよりに行くとサム砂丘があります。規模はそんなに大きくないようですが、泊まりがけでキャメルサファリに参加したり、夕方の数時間だけ夕日を見ながららくだに乗ったりすることもできます。私たちはモロッコでキャメルサファリに参加したことがあったので、正直今回の砂丘にはあまり期待していませんでした。でも!キャメルライドよりももっとおもしろいことに遭遇したんです!

 ジャイサルメールから車で約30分、もう砂丘が見えてきたなあと思っていると、一本道の向こうから大勢のらくだ乗りが駆け寄ってきました!子供も大人もそれはそれはすごい勢いで!動いている車に向かってですよ!そして彼らは全員で車を取り囲み、車を止めようとしたんです!「ばんっ!」って両手や顔をボンネットや窓に押し付けて。ドライバーは仕方なく速度を緩めて最後には車を止めました。私たちはあまりの出来事に唖然。ドライバーやガイドもさすがに笑ってました。そして、「うちのらくだを使え。」といっせいに客引きを始めました。そういうことなのね。何が起こったかと思ったわ。みんなに囲まれて押され、車が浮き上がるかと思いました(笑)突然だったのでビデオ撮影することも忘れてしまって、すっごい残念。インド旅行で一番の衝撃の出来事だったのに。それにしても彼ら、体張ってます。他にも道路の上に横たわって車を止めたりもしてました。ここまでの激しい客引きは他では見れないでしょう?でも、彼ら客引きに成功して、私達のガイドと交渉成立したみたいでした。私達には彼らの見分けがつかないの分からなかったけど、あとでガイドに聞くと私達は車に駆け寄ってきた内のひとりのラクダに乗ったらしい。よかった、よかった、成功して。

 さて、キャメルライドにはそんなに時間を割く気がなかった私達は、日没少し前に砂丘に到着して、空の色が段々変わっていく様子を眺めました。初めて砂漠に来る人なら、泊まりがけのキャンプに参加したほうが楽しいと思います。