2016年3月18日金曜日

ウィスラー スキー(その③)

 
ウィスラースキーの最終回は、アフタースキーや食事事情について、です。

多くの人が15時~16時くらいにスキーから上がって、"apres-ski"というアフタースキーを楽しみます↑。ゴンドラ乗り場の前には、アウトサイドで飲めるバーがたくさんあって、ディナー前のHappy Time価格でアルコールが飲めたり、オイスターなりをつまむことができます。



オイスター、クラフトビール、ワイン(ピノ・ノワールがローカルでは名産?)はとてもおいしいです。ラーメンとか、試しに頼んでみましたが、麺がのびのびでも2000円くらいします。こちらは微妙です。

ディナーの値段はリゾートなので、普通にコースを頼んでワインを飲むと、消費税とチップのダブルパンチも効いて、すぐに日本円で1万円に到達します。

大体、一人当たりで、ホテル2万円、リフト券1万円、ガイド1万円、レンタル1万円、食事が1万から2万くらいかかるので、一日6万円は覚悟しなければなりません。数日間でスキー旅行の密度を濃くしようと考える場合、食費が一番の予算調整弁になります。

一応、リゾート内にスーパーマーケットがあるので、そこで朝ごはんや昼ごはんになりそうなもの、ビールやワイン、簡単なおつまみを買うことで、財布を守ることができます。また、North Faceのジャケットなど北米メーカーのセール品はかなり安く買えます。リゾート内には、アウトドア関連のアパレルのお店を含めて色々なお店が入っているので、アフタースキーでお酒を飲まない人は、ショッピングも面白いかと思います。

あと、これはリゾート全体に言えることですが、ローカルの観光客の人が多く、物価が高い割りにギラギラした雰囲気ではありません。スキー場では、ゴンドラ内でバナナやりんごをランチ代わりにしている人もたくさんいます。アフタースキーも、パーカーにジーンズでウロウロしている人が多く、あまり階級社会を感じることも無かったです。





それと、リゾート内にはなんとクライミングジムがありました!さすがカナダです。カナダ人の身長が高いからかもしれないのですが、課題の岩と岩の間の距離が遠く、それもカナダでした。クライミングをして体をあったかくして、その後、足のストレッチをやることで 次の日のスキーに備えました。


2016年3月16日水曜日

ウィスラー スキー(その②)


ウィスラーには山がウィスラーとブラッコムと二つあります。ウィスラーからブラッコムを見ると上の写真のような感じです↑。右中に5本のラインが見えるのはセブンヘブンというコースです。斜度が20度くらいのだだっ広いコースで、朝一番のピステンの入った状態は最高でした!


個人的にブラッコムの中で好きなコースが、氷河の上を滑るコースです。Tバーリフトで登ったあと、さらにハイクアップしたところにあるので、冒険的なコースです。↓山と山の間のすり鉢状になったところを滑ります。不整地なので、ファットスキーをはくことで足の筋肉への負担を軽減できます。



↓ゲレンデアクセスでバックカントリー にチャレンジしている人を見ました。快晴の中のバックカントリーうらやましい!って感じで、じっと見てしまいました。ヘリスキーに良く人も結構いるようで、ゲレンデに雪が無い日が続いた場合は、良い選択肢だと思います。



ウィスラー山の見所は、①山頂からのパノラマ景色と、②オリンピックコースです。

一方で、ブラッコム山の魅力は、セブンスヘブンをはじめ適度に滑り応えのあるコースがそろってます。白馬の八方尾根のような感じです↓。 あと、ブラッコム山の方がすいているので、午後でもゲレンデの状態が良いです。




2016年3月14日月曜日

ウィスラー スキー(その①)


今年はカナダのスキーリゾート、ウィスラーに行ってきました。3月上旬のピークシーズンに行きましたが、山麓はあまり積雪がありませんでした↑。ニセコのように毎日雪が降るわけでは無く1週間から2週間の間に1回から2回どさっと雪が降るようなイメージだそうです。

朝のスタートはゴンドラで20分くらいかけて一気に山の上まで行きます。コースは初級、中級、上級、オフピステから整備されたゲレンデまで、と非常に多くのコースが配置されてます。よく一晩であれだけ整備できるな、と思います。まっすぐで幅の広いコースが多いので、スピードを出してすべるのが快適です。

今回は、ガイドをJapanadaさんに御願いしました。ホテル、リムジンバス、リフト、レンタルスキーを全部、自分で手配しようとすると結構大変です。旅程のアレンジに加えて、当日のガイドも天候や体力に合わせてベストのコースセレクションでガイドをしていただき、非常に満足度の高い内容でした。



少し足慣らしをした後は、天気が良かったのでウィスラーの山頂へ行きました↑。リフトで厳しい斜面を見ながら登って行くときは、どんな景色とコースがまっているかドキドキです。

山頂からは、360度で大きな雪山を見晴らすことができ、ウィスラーならではのスケールの大きな景観を楽しむことができました。



平日で何でも無い日でも、リフト乗り場はこんな混んでます↑。人気のコースは6人乗りのリフトを急ピッチで回しているので、見た目ほど待ち時間は長くありません。混んでいるときは1席分でもあいていると、そこにシングルのスキーヤーが入ってきて、きっちり6人づつ乗り合いになります。また、リフト乗り場の入り口が二つ以上あって合流するときは、互い違いに一組づつ合流することが暗黙の前提になっていて、それを破ると文句を言われるので注意が必要です。



そして、ウィスラー名物のPEAK 2 PEAKゴンドラ↑。支柱の無い中央区間の距離3024mは世界最長、谷底からの高さ436mも世界最高です。東京タワーよりも高いのに柱がありません!風が吹いてもあまりゆれないので、しっかり作ってあるなー、と感心します。



今回は、スキー板、ストック、スキーブーツをレンタルしました。スキー板はK2のPinnacleというファットスキーでパウダーもできるし、回転半径も17mくらいで小回りが利くのでレンタル屋さんでは一番人気の板だそうです。今回、ブーツを手持ちするか悩んだのですが、ウィスラー以外の場所も格安航空会社で回るので、荷物で超過料金を取られたり、移動中に無くなったりすると困るのでレンタルにしました。ウェア、ゴーグル、手袋、ヘルメットは持参です。

2016年2月28日日曜日

白馬 八方尾根スキー場


初めて白馬にスキーに行ってきました。最近、外国人観光客でにぎわっているとうわさの白馬ですが、長野オリンピックのメイン会場となった八方尾根スキー場と、パウダーで有名なコルチナスキー場に行ってきました。今回は八方尾根のことを書きます。

まっすぐで幅の広い斜面がバリュエーション豊かにそろっているところは、八方尾根の大きな魅力です。午前中はこの斜面、午後はこの斜面と、テーマを変えて飽きることなく楽しむことができます。パウダーの日と、そうではない日で全然楽しみ方も違うと思います。

とはいえ、朝の早い時間は、圧雪がしっかり入ったゲレンデをかっ飛ばすのが気持ち良いです。





斜度が急なので、パラレルができる中級者以上でないと、簡単には降りてこれないです。↓こんな感じで作戦タイムが必要です、、、。

ゴンドラの到着点より上のゲレンデでは、上手い人が多かったです。カチカチのコブ斜面をモーグルで降りてくるグループとか、アイスバーンでもレーシングを練習しているグループとか、ゲレンデの状態にかかわら自分の滑りができるのはすごいな、と思います。


天気が良かったのでリフトで山頂近くまで上がって、山小屋「八方池山荘」でランチをしました。からあげやコロッケがリーズナブルな値段で、味もそこそこおいしかったで、二日連続で通ってしまいました。


↓八方池山荘からツボ足でちょっと登ると、すばらしい景色に出会えます。晴れて気温が高い日はゲレンデのコンディションは「修行モード」なので、スキーはほどほどにして、山の景観を楽しみました。

とにかくスケールの大きい八方尾根。一回目では、まだ、全部のコースを回りきれなかったし、スキー場の全体の楽しみ方を把握できませんでした。

技術的なレベルアップしながら通えば、行く度に違った楽しみを発見できそうです。



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そういえば、今年は雪が少ないというのは本当で、山ろく付近は3月後半のような感じで土が見えてしまってました。残った雪もシャバシャバで厳しかったです。来年は、また、寒い冬に戻ってほしいですね。






2016年2月26日金曜日

白馬 コルチナスキー場


今年、初めて白馬にスキーに行ってきました。今年は雪が少ないとは言われていたのですが、コルチナスキー場には何とか雪がありました。

一晩で20センチくらい積もっていた感じで、サラサラの粉雪でした。パウダーならコルチナというだけあってすばらしい雪質でした。朝一番はゲレンデパウダーで充分楽しめます。





↓パウダーを滑る人であれば、こういうガスがかかって吹雪くときのほうがテンションあがるはずです。この日は風で雪が下から突き上げてくる猛吹雪で、午前中滑ったラインが午後はまた復活するという意味で「おかわり」が可能な日でした。



↓朝一番、みんな、どのポイントから降りて、どのラインをとるか、真剣に悩んでます。木の間を通り抜けるツリーランが主要プレイなので、できるだけ木の間が広くて、適度な斜度があって、下が凍ってないところを見定めます。

平日なので、外国人比率が高いですが、白馬の中でも奥まったコルチナにわざわざ来るだけあって、物静かなコアなスキーヤーの方が多かったように思います。コルチナと八方バスターミナルを結ぶバス(こなゆき号)も、この日はほぼ満員乗車でした。



↓こんな感じで木と木の間が開いていると滑りやすいです。ゲレンデの裏にある「裏コルチナ」は、誰も滑ってないので、ほんとにフワフワです。20センチから30センチくらいしか積もってないので、板が雪に埋もれたり刺さることなく、スキーを楽しめます。


↓だんだん天気も晴れてきて、すばらしい一日となりました。