2007年12月16日日曜日

Jurys Boston Hotel(ジュリーズ・ボストン・ホテル) 

 2005年冬のボストン旅行で泊まったホテルです。いつものようにEXPEDIAでお手ごろホテルを探して見つけました。ホテルが高いボストンの中では1泊200ドル前後で泊まれて、おしゃれなホテルはここくらいしか見つけられませんでした。(前回、夏にボストンに来たときは、夫婦でユースホステルでしたから。泣)
 
 このホテルグループのことは初めて知ったんですが、アイルランドのホテルグループのようです。建物は1920年代のボストン警察本部だったものをリノベーションして使っているとのこと。こういう古い建物を使ったホテルはとっても私のツボです。
 
 インテリアは程よくモダンで、上手く古い建物を活かしてあります。モダンすぎると私には居心地が悪いのですが、全体に落ち着いていてくすんだカラーが使ってあり寛げる雰囲気です。ただ、ホテルHPによると「モダンインテリアとアイルランドの伝統の融合」と謳っていますが、どの辺がアイルランド的なのかは分かりませんでした。
 
 ホテルスタッフも高級ホテルほど気取ってたり、妙にうやうやしくてこっちが緊張させられる感じではなく、でもくだけすぎない程よい感じでした。
 
 
 そんなに人気のホテルという感じはしないのですが、地下のバーだけはなぜか大盛況で、地元の20代後半から30代くらいのおしゃれな人たちが集まっていて、満員電車並の混みよう!なんかボストンの若いビジネスマン達の社交場って感じでした。アイリッシュ・バーらしかったんですが、実際は今っぽいインテリアのバーです。それにしてもアメリカ人てなんで立ち飲みが好きなんでしょう?

2007年12月7日金曜日

Wynn Las Vegas(ウィン ラスベガス)

 今回は2005年の夏に行ったラスベガスのWYNN LAS VEGASです。
 ラスベガスはギャンブルの町、男の町ってことであんまり興味は湧かなかったんですが、当時オープンしたてだったこのホテルがおしゃれだったので行ってみました。ラスベガスのホテルはホテル内のカジノでお金を使ってもらう代わりに、ホテルの宿泊費は意外とお得な値段に設定されています。今で言う”ちょい悪”っぽいインテリアのおしゃれなこのホテルもたしか1万円強だった気がします。(Expediaで予約)なぜか部屋の写真を撮ってなかったので部屋の様子はホテルHPから見てください。
 実際はHPの写真よりももっと落ち着いた色合いで、壁の色はオレンジというよりはダークブラウン。部屋に入って正面は壁から壁、床から天井までの大きな窓!窓際に立つとまるで自分が浮いているように感じて、落ちそうで。。。そのパノラマビューは圧巻です。ラスベガスが「砂漠の中にできた人工の街」というのを実感できます。さえぎるものが何もないので、夜もカーテン全開で夜景を見ることが出来ました。カーテンは電動でベット横のスイッチで寝たまま開け閉めできます。

 ホテル内のインテリアイメージはオリエンタル・エキゾチック・ゴージャス。館内の写真だけはたくさんあったので載せました。

 下の写真の噴水では夜に無料の噴水ショーが見れます。周りを囲むようにカフェ&バーがあるので、ショーの時間に合わせてお酒を一杯飲みながら見ることができました。
 
 肝心のカジノについてはそこまで感心がない&ミニマムベットが昼間でも高いということでここではしませんでした。別のさびれたカジノで(3ドルくらいから遊べる)夫がブラックジャックに挑戦しました。これがたった1万円くらいの軍資金だったのにも関わらず、大興奮!夫なりに作戦を考えて挑戦した結果、当たる当たるって感じで最後にはなんと”ブラックジャック”を決めました!ディーラーのおばちゃんや同じテーブルのお客さんにも褒められて上機嫌な夫でした。いくら勝ったかはひ・み・つですが、元が1万円なのでたいしたことはないです。でもこれで小一時間スリルを味わって大満足です。ちなみにカジノでは遊んでいる間、お酒が飲み放題です。きれいなお姉さんが持ってきてくれます。

 カジノに興味の無い私達は昼間はホテルのプールでのんびりしました。プールの周りには貸切(有料)に出来るテントがならんで、もちろんカジノ&バーもあります。プールは3つくらいのエリアに何となく分けられていて、奥のプールではトップレスの女の子を連れたお金持ちそうな人たちが。。。ラスベガスです。




 食事は朝食をカジュアルカフェ(The Buffetの前にあった)で、ランチをゴルフコースが見渡せる「The Country Club」で食べました。ランチのレストランでは意外にもほとんどがビジネスランチのようで、スーツを着たおじさまたちでいっぱいでした。ちょっと場違いな雰囲気を感じつつでしたがレストランスタッフは感じがいいので大丈夫。メインのマグロとビーフも美味しかったです。
 同じくSteve Wynnが作ったBellagio やベネチアの町を再現したVenetianなどのインテリアと比べても、私的にはWynn Las Vegasの勝ちでした。(他の二つには泊まったわけではないので、あくまでも館内のインテリアに関しては)

2007年12月3日月曜日

箱根 富士屋ホテル

クラシックホテル好きとしては是非泊まってみたかった「富士屋ホテル」。
 ハイアットに泊まった翌日、箱根にもう一泊しようということになり、当日ホテルへ直接予約しました。朝食付スタンダードツインのお部屋です。西洋館の「古い」お部屋だというのですごく楽しみにして行きました。


 通されたのは西洋館2階の97号室。入ったとたん目にしたのはなんて言うか、「みすぼらしい」お部屋。辛口で言うつもりは無いけど、家具、カーテン、置いてあるもの全てがちぐはぐで古ぼけている。間に合わせにいろんなところからとりあえず、寄せ集めた感じです。古いものの「味」は十分理解できる私ですが、贔屓目に見てもクラシックな良さとは言えないインテリアでした。
 夫はかなり衝撃を受けたようで(笑)、部屋の変更を申し出て、空室のあるフォレストロッジの部屋を見せてもらいましたが、部屋が広くなって眺望が良くなっただけでやっぱりみすぼらしい部屋。しかも今度はすごく「カビ」臭い。結局もとの97号室にしました。
 それでもクラシックホテル好きの私としては何かいいところがあるはずと思って部屋を再確認してみましたが、目に入るのは冬なのに置きっぱなしになっているベープ蚊取りとか、みっともないタコ足コンセントとか、染みだらけのジュータンとか。。。。。これが「富士屋ホテル」?



 気を取り直して、プールや共同浴場の見学に。共同浴場は見た瞬間、絶句でした。狭くて(5人入れば一杯くらい)暗くて汚~い感じ。男湯も同じ感じだったらしく、二人して部屋のお風呂に入りました(お部屋にも温泉が引かれています。これはGOOD。)。
 プールはかなり歴史(?)を感じさせる作りで、壁のタイル画はなぜか「大漁」と書かれた裸の漁師さんたちの絵で微妙です。誰も使ってなかったので夫はひと泳ぎしましたが、30分くらいで上がってきました。プールのタイルも目地が黒ずんで汚かったようです。 

 夕食は電話予約の段階、チェックイン時、部屋への案内時の全てで何度も予約をすることをすすめられました。その時にならないと何が食べたい気分かなんて分からないのに、ちょっとしつこい印象を受けます。部屋の印象が最悪だったので、夕食は外で食べました。
強羅にある「田村 銀かつ亭」へ。豆腐かつ煮がとっても美味しかった!

 まだ希望が捨てられない私達は、バーに行ってみました。館内見学で見たときは雰囲気の良さそうなバーに見えたのですが、夜に行ってみると、お客さんは私達夫婦と他二組のみで寂しい感じ。お酒のセレクションも夫には物足りなかったらしく、それぞれ1杯だけ飲んで出ました。

 部屋に帰っておとなしく就寝。ベッドは硬いです(ユースホステル並に)。



 翌日はやっぱりちょっと期待しつつメインダイニングルームで朝食。私はフレンチトーストセット、夫はパンケーキセット。それぞれハム、ベーコン、ソーセージのうちどれかを選ばされ、出てくると、ハム2枚(またはソーセージ2本)にミニトマト1個、ブロッコリーひとかけ。。。。。あまりに寂しいお皿に目が点。。。。また、私のフレンチトーストは食パン2枚分の量でしたが、夫のパンケーキはいわゆるクレープの生地だけ1枚。。。。。え!?これだけ?っていう量で驚きです。これにコーヒーか紅茶とジュースで終了。おかわりは別料金だそうです(笑)。もうあきれて二人で笑っちゃいました。こんな寂しいホテルの朝食は見たことがありませんから。

 メインダイニングルームはさすがに素晴らしい内装で、見る価値のあるものです。でも、ディナーを食べなくて良かったです。なんかこのホテルっておかしいです。残念ながらさすが「富士屋ホテル」と思えるものは一つもありませんでした。これだけの歴史的建築物なのに、メンテナンス・清掃不足でみすぼらしく、建物がかわいそうです。歴史に胡坐をかいて間違った方向性でマネージメントされている気がします。花御殿などのもっといいお部屋に泊まればよかったのかもしれませんが、ホテルの姿勢に疑問を感じるのでどのお部屋に泊まっても同じではないでしょうか?
 ただ、団塊の世代の宿泊客には人気のようで、ほとんどの宿泊客がこの世代です。しかも、皆さん、「さすが富士屋ホテル!」というような反応をみせているところを考えると、或る意味でその世代の顧客ニーズにあっているのかもしれません。

 

2007年12月1日土曜日

箱根 ハイアット リージェンシー

 箱根の宿を探してみるとハイアットの評判が良かったので泊まってみました。朝食付1室2名で約3万円のスタンダードツインの予約でしたが、アップグレードしてもらってデラックスツインに。しかも、眺めがいいという東館4階でした。

 ここは2006年の12月に会員制リゾートクラブだったところをモルガンスタンレー不動産ファンドが取得後リノベーションし、ハイアットが業務受託しオープンしたようです。オープン後、まだ1年だけあってとてもきれいでした。

 吹き抜けで中庭に面したロビーでは中央に暖炉があり、それを囲むようにソファーが配してあります。宿泊客以外はほとんど出入りが無いため、客室以外でゆったりとくつろぐスペースとして一日中利用できます。このロビーでは夕方、ビールやシャンパンなどのカクテルタイムが設けられています。これがすごくうれしいサービス!暖炉の火を見ながらお風呂上りに一杯でき、とっても贅沢でした。寒ければひざ掛けも貸してくれるし、アルコール以外にもカフェオレなど温かい飲み物も用意してくれました。この日は木曜日だったため、バーの営業はなく、仕方なく夜のバータイムもこのロビーを利用しましたが、ラウンジ系のクラシックがかかってステキでした。一つ難点は暖炉が或るため、多少煙くさいことかな。

 客室はとっても広くて、テラスに面した窓からは紅葉した山が広がり最高でした!ベットに寝転がっても、ソファに座っても向こうの山が見れます。浴室はユニットバスタイプではなく、トイレが別にあり、日本のお風呂のようにバスタブ横で体を洗うことが出来ます。洗面、浴室周り全体に、ツルっとしたタイルではなく、素焼きっぽい肌触りのパネルが使われているのもあたたかさがあってよかったです。



 インテリアはモダンだけど寒々しい感じではなく、ダークブラウンの家具でまとめられており、落ち着けます。私はモダンなホテルは好みではないのですが、ここの感じは気に入りました。



 部屋ではDVDを借りたり(有料、種類は少ない)、オセロなどのボードゲームを借りたりでき、退屈しのぎになります。好みのDVDやCDを持参すればもっと楽しめるでしょう。

 レストランはディナーだと大体1万円からのコースです。私達はルームサービスを頼んで部屋でだらだらと。インド旅行以来、ルームサービスの気楽さがお気に入りです。

 朝食はメインダイニングで和食のセットか洋食のビュッフェのチョイスです。お得なのは洋食かな?そんなに豪華ではないですが、一通りのものはあります。

 大浴場も客室同様、広々清潔で、行く度に清掃が入った感じがあり感心しました。また、脱衣場もいつもきれいに拭かれていました。



 全体として大人が寛ぐに適したホテルでした。都内の外資系高級ホテルと比べても見劣りなく、宿泊料金から考えるとかなりの満足度でした。欲を言えば、近くに散策できるようなところがないのでプールとジムがあれば、連泊できます。(by 夫)次回から、箱根ならとりあえずここかな。

(In English)

I stayed at Hyatt Regency Hakone Resort and Spa because reputation of Hyatt was good when I looked for an inn of Hakone. It was a reservation of about 30,000 yen standard twin in one room in a night. The hotel upgraded it to the deluxe twin. It was east building the fourth floor that had a good view.
A real estate fund of Morgan Stanley acquired the place that was a membership system resort club in December 2006 and did a renovation. Hyatt undertook business and opened. It had been only one year after opening and was very clean.


The lobby faces the courtyard in a colonnade. You could see an impressive fireplace in the center of the lobby, and sofas are arranged to surround it. Because there is hardly comings and goings other than hotel guests in the lobby, the guests are able to use it all day as a space making them at home.
Cocktail time, you can drink beer or champagne for free, is arranged in this lobby in the evening. After hot spring bathing, I enjoyed drinking and had a comfortable time. If it was cold, the staff lent the serape and brought some hot drink such as cafe au lait .
The bar is closed on Thursdays, but the lobby is available, and functions quiet well as a bar also. They played classical music, instead of typical lounge music, and it fits wonderfully with the lobby décor. The only drawback I found was that the fireplace was somewhat smoky – which might be a plus to others, but it wasn’t for me.
The guest room is large and comfortable. We could see the fantastic mountain scenery from both the sofa and bed. The bathroom combines a washroom and a separate toilet, which allows one to wash oneself besides the bathtub, Japanese style. It’s tiled with unglazed ones, giving it a relaxed feeling. The room itself is designed for relaxation, with its dark brown furniture framing the window with its glorious view. The public bathroom was spacious, always clean, and with sparkling floors.
The hotel does provide DVD or board games like Othello for your in-room entertainment, but its selection is quite thin: You’d be well advised to bring your own.

If you have a dinner in the hotel restaurant, the course menu takes more than 10,000 yen (100USD). We ordered the room service, and enjoyed it at our pace. When we were in India recently, we came to appreciate room service, because it allowed us to eat at our own pace – and without those flies! Here of course we didn’t have that annoyance, but we found the 10,000 yen for a complete dinner money well spent. 

We took breakfast in a main dining room. We had a choice between the Japanese set menu and the Western buffet. The Western buffet is my recommendation: not so luxurious, but you can eat what you want.

This is a good hotel for relaxation. Who cares if it doesn’t have facilities like a pool and gym to keep busy? Well, my husband, for one! But I appreciated its calm and beauty., and both of us appreciated its cost, especially when compared to high quality, foreign-affiliated hotel in Tokyo. I’ll stay here again, next time I’m in Hakone.