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2007年8月10日金曜日

ジャイサルメール 観光② 砂漠編


 ジャイサルメールはまさに砂漠の町ですが、もっとパキスタンよりに行くとサム砂丘があります。規模はそんなに大きくないようですが、泊まりがけでキャメルサファリに参加したり、夕方の数時間だけ夕日を見ながららくだに乗ったりすることもできます。私たちはモロッコでキャメルサファリに参加したことがあったので、正直今回の砂丘にはあまり期待していませんでした。でも!キャメルライドよりももっとおもしろいことに遭遇したんです!

 ジャイサルメールから車で約30分、もう砂丘が見えてきたなあと思っていると、一本道の向こうから大勢のらくだ乗りが駆け寄ってきました!子供も大人もそれはそれはすごい勢いで!動いている車に向かってですよ!そして彼らは全員で車を取り囲み、車を止めようとしたんです!「ばんっ!」って両手や顔をボンネットや窓に押し付けて。ドライバーは仕方なく速度を緩めて最後には車を止めました。私たちはあまりの出来事に唖然。ドライバーやガイドもさすがに笑ってました。そして、「うちのらくだを使え。」といっせいに客引きを始めました。そういうことなのね。何が起こったかと思ったわ。みんなに囲まれて押され、車が浮き上がるかと思いました(笑)突然だったのでビデオ撮影することも忘れてしまって、すっごい残念。インド旅行で一番の衝撃の出来事だったのに。それにしても彼ら、体張ってます。他にも道路の上に横たわって車を止めたりもしてました。ここまでの激しい客引きは他では見れないでしょう?でも、彼ら客引きに成功して、私達のガイドと交渉成立したみたいでした。私達には彼らの見分けがつかないの分からなかったけど、あとでガイドに聞くと私達は車に駆け寄ってきた内のひとりのラクダに乗ったらしい。よかった、よかった、成功して。

 さて、キャメルライドにはそんなに時間を割く気がなかった私達は、日没少し前に砂丘に到着して、空の色が段々変わっていく様子を眺めました。初めて砂漠に来る人なら、泊まりがけのキャンプに参加したほうが楽しいと思います。

2007年8月9日木曜日

ジャイサルメール 観光①

今回のインド旅行でもっともエキゾチックで印象深かった街、ジャイサルメール。デリーから飛行機でジョドプールあまで1時間半、ジョドプールからジャイサルメールまで車で半日。(正確な時間は覚えてない。。。)ラジャスターン地方の西の端、パキスタンまで約100キロのところにあります。昔は東西交易の中継地として栄えていたようですが、交易路が海路に変わったことで、時代に取り残され、そのため街並みは今でも12世紀のまま。城壁で囲まれた旧市街はもちろん、城壁の外側にも砂岩で作られた昔ながらの家々が並んでいます。モロッコのマラケシュに行ったことがあるなら、その迷路のような町を想像してください。違うのはここの家はその民族衣装と同じくカラフルに色が塗られているというところ。砂漠地方の乾燥した町にカラフルな家々、民族衣装はとても映えます。



 城塞はまるで砂漠に浮かぶ船のよう。こんな街があるなんて、自分がその中を歩いていることも不思議。城塞内にはまだローカルな人たちの普通の暮らしが営まれていて、家の中の様子がたまに垣間見れます。質素だし、絶対に計算されたわけではないけど、なぜかとても絵になる。失礼にならないように注意しつつ、家の中を撮影しました。土や石でできた家ってどうしてこんなに味があるんでしょう。色使いもすごく好みです。時間があれば、普通の家だけを回って見たいと思うほどです。街はまるで迷路なので、ガイド無しでは絶対に道に迷います。でも、あえて迷い込んでみたいと思えるかも。



 観光の街なので安い宿やレストランはたくさんあります。逆にまともなホテルはとても少なく、あっても街からはずれたところにあります。観光スポットとしてはガディサール(貯水池)、ハヴェリ(昔の貴族達の豪邸)、城塞くらいです。城塞内の宮殿は現在修復作業(?)のためクローズしていました。ハヴェリは外壁の透かし彫りがすばらしいのですが、中はこうもりが住んでいたりしてあまり管理されてなく、見る価値はありません。