2010年12月4日土曜日

Citadines Saint-Germain-des-Prés(シタディーン・サンジェルマン・デ・プレ)


 2010年11月、2才5ヶ月の娘を連れて、念願のパリ旅行に行ってきました。ボルドーでワイナリーめぐりとか南仏周遊なんかは子連れではハードルが高すぎて断念しましたが、パリだけならなんとかなるかも?と思い立ったらすぐ実行!11月は航空券も安くて(それでも娘の分も含めると十分我が家には高いけど。)ホテルも空いてて、難点は気候・・・。11月後半のパリは日本の真冬並みの寒さで、公園で子供を遊ばせるなんで到底無理の寒さ。が、自然史博物館で大迫力の剥製動物大行進!を見たり、いろんなところにあるメリーゴーランドに乗ったり、メトロに乗るだけでも楽しんでくれて、それなりに娘も退屈しなかったはず・・・です。そしてなんといってもフランス人が子連れにか・な・り優しくて親切で、逆に子連れで得したかも!?って思いました!

 さて今回泊まったのはやはりキッチン付きホテルで、シタディーン・サンジェルマン・デ・プレ。万が一子供の体調が悪くなって外出できない時などでも、部屋でごはんを食べさせられたり、そうでなくても毎朝、毎夜小さい子連れで外食はきついのでやっぱりキッチン付きが便利!ハワイの時もそうでしたが、1週間くらいの滞在では、コスト的には普通のホテルに泊まって毎回外食するのと大差ないのですが、周りに気を使わず食事ができるのは気が楽です。徒歩5分以内においしいお惣菜屋さんやPaul(パン屋さん)、ジェラール・ミュロ(お惣菜・パン・ケーキ屋さん)もあり、10分も歩けばモノプリもあり、食事に困ることは全くありませんでした。また、パリだと普通のアパートの1室を短期で借りる人も多いようですが(その方が部屋が広かったり、パリに暮らしてる気分は味わえそう。)、子連れだと何かあった時のためにフロントに24時間ホテルスタッフがいることは大切なので、”パリのアパルマン”は気になりましたが、ホテルにしました。

 泊まったお部屋は一番安い1ルームタイプ、1泊約150ユーロ。1ルームタイプですが、普通のホテルの部屋より広く、ダブルベッドになるソファとデスク兼ダイニングテーブルがある部屋と別にキッチン・バスルームがあります。写真のとおりインテリアは可もなく不可もなく普通、パリらしさは一切なし。
 
 
 ベッドはソファーベッドなので寝心地はそれなりです。シャワーは子連れには便利なハンドシャワー。キッチンには調味料以外はすべてそろっているので全く不便はありませんでした。持って行って便利だったものという点ではサランラップとワインセーバー(これも現地で買えば済みますが)くらいで、あとは必要に応じてお醤油とかのりとか即席お味噌汁とか食べたい日本食・調味料を持っていけば大丈夫です。

 
 ランドリールームも地下にあり、洗濯機(洗剤は自動投入されるタイプ)が5ユーロ、乾燥機が4ユーロで使えます。

 また、ロビーにはコーヒーマシーンとウォーターサーバーが置いてあり、そのほかにも紅茶、フランスらしいチョコレートドリンク等がいつでも自由に飲めます。

 ホテルのスタッフはお掃除の人からフロントの人までみんなフレンドリー。滞在中感じの悪い人は一人もいませんでした。それどころかすれ違ったり、エレベーターに乗り合わせたり、ホテルに帰って来た時など、いつでも必ず挨拶をしてくれて、ほんとに気持ちよく過ごせました。立地も良く、清潔で便利、1泊150ユーロなら★★★★です。

 最後に(最初にも書きましたが)、今回のパリ旅行が楽しかった最大の理由はフランス人の”感じの良さ”です。私だけではないと思いますが、フランス人のイメージってあんまり良くないですよね!?気難しそうとか、いじわるそうとか・・・(汗)実際、学生時代に来た時の印象はあんまりよくなかった。(泊まったホテルのおじさんに頭にきてケンカになり、ホテルを変えたことがありました、笑。)ところが、驚くことに今回はホテル以外でも感じの悪いフランス人(ZARAの若い店員(女子)たち以外は)に会わなかったんです。子供と老人には優しいらしいとは聞いていましたが、それを抜きにしてもです。主人とこの驚きの経験について理由を探してみました。①子供がいたから?②私たちが年をとって、大人として扱われた?③EUに加盟して心境や環境の変化があった?どれもいまいち腑に落ちないのでフランス通でこの疑問の答えが分かる方がいたら、是非聞いてみたいです。

 パリに関しては食事編とお買いもの(子供服)編に続きます。