2015年1月4日日曜日

赤倉温泉スキー場&赤倉観光リゾートスキー場 (Myoko Ski)





今年の年末・年始は赤倉温泉に行ってきました。寒波が来ていたみたいで、毎日、雪が降ってドカ雪の中でスキーができました。今回、たまたまだったのかもしれませんが、夜中に雪がどっさり降っても、日中は晴れたり、風がなかったりでゲレンデの環境はよかったです。「吹雪でリフトがとまってしまうかも」と心配することが無いのは妙高のいいところかもしれません。その反面、雪質は重くフカフカのパウダーをファットスキーで滑っても板が埋まることもあるので、ニセコやかぐらの雪とはまた別で、私は、ゲレンデを滑る方が楽しかったです。You Tubeの映像みたいにバックカントリーでバフバフできるところもあるみたいですが。

写真は赤倉温泉スキー場の「ヨーデル第5トリプル」で「モーグルチャレンジコース」に向けてリフトで上がっていくところからのものです。ここはオープンバーン、ツリーラン、圧雪ゲレンデに、サイドカントリーとメニュー豊富で、天気の良い日は景色も含めて楽しめます。本当は朝9時からリフトが動いているはずですが、なぜかそうではない日が多い気がしますので、あまり朝一にこだわらないほうがよいと思いました。



逆に朝一で一番すきなポイントは赤倉観光リゾートスキー場で、「ホテル第5高速クワッド」を上がったあとの、ホテルCコースとホテルAコース。ここは標高も高いし、日かげも多いのでいつも雪質が良いです。Cコースはスキー場内ながら、パウダーゾーンが続くハードなコースです。新雪が積もったあとは、腰まで体が埋まって顔に雪がドバっとかかります。ハズレの日だとコブだらけの修行コースです。ホテルAコースは、写真の通り、近くに赤倉観光ホテルの赤い屋根を見ながら、遠くに志賀高原を見て、パノラマ気分で滑れます。雲が自分より下に見えたりもします。木に囲まれている感じも、妙に癒されます。そういえば、赤倉観光ホテルのカフェのケーキは500円~600円ですがおいしかった。




朝一も良いですが夕刻の16:15を回ったあとの静かなスキー場の中で、ちょっとボコボコになった女子国体コースやチャンピオンBコースをしみじみと滑るも良かったです。今回の旅行では、満月が夕日の中で白く見えて、とてもきれいでした。


日中も雪が降りまくるパウダーの日がありますが、写真のように白黒のストイックな世界になります。けっこう、外国人の方が多い気がして、日本人の私からするとどうして赤倉に外国人の方が来るのか不思議でした。ニセコや白馬を別として、なぜ「かぐらスキー場」ではなく、妙高に外国人が多いのか?パウダーだったらかぐらだと思うところです。温泉で一緒になった外国人の方と話すと、いわゆるリゾートではなく、「日本のローカルを体験したい」、というニーズみたいです。あのクターッとして歴史が止まったかのような温泉街が良いみたいです。





それと、去年に続いて今年も赤倉温泉に来た理由の一つは、「赤倉ヨーデルスキー学校」です。ここのスキー教室のレッスンのクオリティが高いと思ってます。先生自体の技術レベルも高く、大人・子供を問わず、運動神経が高くない人にもできるまできちんと教えてくれます。高校時代のスキー旅行でおぼえたパラレルからさらに上の世界を目指して通ってます。

赤倉温泉スキー場のコース自体は志賀高原やかぐら・苗場と比べるとどうしても見劣りする部分があります。が、混んでいない、雪は安定的に降る、宿からレストランまで町全体の料金体系が良心的といった部分は中長期滞在で練習に打ち込むには良い環境ではないかと思ってます。あまり気張ってないゆる~い感じもリラックスできます。あ、温泉は何か所か試してますが、今ひとつ体が温まらないので、阿蘇の温泉みたいに「地」の熱というより、箱根や湯沢の「一応は温泉」という解釈をしてます。