2007年8月14日火曜日

Umaid Bhawan Palace(ウメイド・バーワン・パレス)①

  ジョドプールの街を見下ろす高い丘にたつ、ウメイド・バーワン・パレス。敷地面積は26エーカー、建築に15年の歳月をかけ、1943年完成という比較的新しいマハラジャのお城です。現マハラジャの祖父マハラジャ・ウメイド・シンの名から名前がつけられ、なんとお城の半分は現在もマハラジャファミリーが住んでいるそう。ホテルHPによると、世界で最も大きな住居(これを住居といっていいのか?でも実際にマハラジャが住んでるしね。)で、347室もあるらしい。ホテルとして使われているのはそのうちの64室。マネージメントはTAJグループです。
 ホテルHPのバーチャルツアーでぜひ見てもらいたいのは、ほんとにゴージャスなロビーホール(ホール天井のドームは目の錯覚を利用して実際よりも高く見えるように設計されているとのこと)と、色とりどりのブーゲンビリアが咲き乱れ、孔雀が優雅に散歩している庭園。朝はこの庭園に面したテラスで朝食がいただけます。(ただし、こんなホテルでもテラスだと、ハエのもう攻撃をうけておちおち食べてられないのが残念。スタッフが付きっきりで追い払ってくれたり、殺虫剤をまいてくれたりするも、ほとんど効果なし。右手でフォーク、左手でハエを追い払いながらの食事はとっても滑稽でした。笑)
                                        
さて、まずホテルに着くとウェルカムドリンクと花の首飾り(ハワイのレイみたいな。)、インドの人が額につけてるヒンディをつけてくれる。お部屋はなんとアップグレードされてロイヤルスイートに!(オフシーズンに旅行をするとこんないいことがあるのね!うれしくて心で小躍り。笑)しかもバスルームはリノベーションされたばかりで、マハラジャスイートのコピー。違うのは本物の大理石が使ってあるかどうかだけで、デザイン・造りは全く同じとか。
 さらに喜ばしてくれたのは、ブラピとアンジーが泊まった部屋とのこと。(ほんとかなあ?マハラジャスイートじゃないのお?)無駄にエントランススペースがあったり、クローゼットスペースが部屋になってたり、間違いなく私たちの住んでいる部屋より広い(泣)。インテリアは落ち着いた感じでカーテンやソファーのくすんだ赤にさし色のゴールドが効かせてある。壁にはマハラジャのポートレートが。
 部屋でのチェックイン時には、食べ物や飲み物の好み、アレルギーの有無、翌朝、部屋にサーブされる飲み物や新聞のリクエストなど好みを細かく聞いてくれる。食べ物の好みの辛さを聞かれるのはインドならではかも。(翌朝は指定した時間に、ミルクティーを部屋に用意してくれ、目覚めの一杯をいただくことができました。優雅~。)また、言わなくても、新聞以外にネットから日本語のニュースをプリントアウトして持ってきてくれたりもします。
 その後、シャンパンを飲みつつ、スタッフが宮殿の歴史などを交えてホテル内を案内してくれます。
 
そしてここでもビックリすることが!なんとマハラジャと謁見(!?)できるというのです。もちろん、こちらがリクエストして、マハラジャのスケジュールが空いていればですが。これにはほんとにビックリ!だって王様ですよ。簡単なリクエストフォームに記入して、スタッフに渡すと、会える場合は後で連絡を入れてくれます。残念ながら、今回、私たちは会うことが出来ませんでしたが、会ったところでいったい何を話せばいいの!?
 マレーシアの数いるスルタンみたいな感じで、インドの人にとっては意外と気軽に会ってくれる存在なの?夫は早速、日本人ビジネスマンらしく自分の名刺があるか確認してましたけど。(笑)そういえばジャイサルメールのナラヤン・ニワス・パレスでも、そこのオーナーであるロイヤルファミリーの母・娘が普通に立ち寄ってました。現地の人たちよりはゴージャスな雰囲気でしたが、ロイヤルファミリーとは言われないと分からない感じでした。
 

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